毎年2月14日に行われている長谷寺のだだおしに初めて行きました。隣町に長谷寺があるのですが行ったことありませんでした。だだおしは8日から行われていた修二会の結願法要です。知らなかった。法要儀式では女性の参拝の方々がご詠歌を謡いました。その本堂内での法要(約2時間)がすべて終わってから本堂の周りを鬼と松明が一緒になって回ります。松の割る木を組んだ本物の松明。すごい迫力でした。小と中は6人、大は12人がかりで担ぐ。動けば火の粉がまわりに飛ぶ。担ぎ手は松明同士をぶつけ合う。人間たちの罪を思い知らせるように鬼たちは声を上げ暴れる。法要の前に地元消防団がもしかのために消火ホースを準備してくれて有りました。本堂の周縁では松明が通った後に水を掛ける方がいます。熱さと危険をかえりみず松明を担ぎ鬼を導く人がいてだだおしは支えられ行われていました。数えきれないくらいの参拝者のカメラの放列がその現場にはあります。それは現代人の限りない欲望を表しているようにも思います。火の粉が飛んでも恐怖を感じていない人々です。カメラを置いて心から祈りませんか。