昨日、奈良県東吉野村平野にあるたかすみ温泉に行きました。たかすみ温泉には たかすみ文庫
http://higashiyoshino.com/pg66.html
が併設されています。
俳人 飯田蛇笏の名前を冠した 俳句界でもっとも権威ある賞、蛇笏賞の句集が展示されていました、そのなかの第18回(1983年)受賞作品 「端座」村越化石(1922~2014)は静岡県生まれ、昭和24年「濱」同人、1970年失明とありました。聞き覚えのある名前でした。調べたらハンセン病を患い 国の誤った人権侵害と社会の差別と偏見を助長する強制隔離の法律により長く隔離され ハンセン病が回復した後も病の後遺症により群馬の国立療養所で一生を生きた方だとわかりました。
句集を手に取ることは出来ませんでしたが展示のページの句を書きます。
つむる眼に 落花ひとひら 来て遊ぶ
白杖に 八十八夜の 杉雫